観光
重田家住宅は、玉村町東部の小泉地区に位置する歴史的建造物群です。
重田さんから寄贈され、現在は玉村町で管理しているので、江戸時代から続く貴重な医家住宅を見学することができます。
玉村町の医家である重田家は、江戸時代中期より続く医師の家系として、かつては「群馬の医家の三家」の1つに数えられていました。
その腕前は、家伝薬の効能から「小泉重田の門をくぐるだけで病気が治る」と地域の人々から言われていたほどです。なお、家伝によると、初代当主の重田三郎兵衛英信が約300年前に、この地に移り住んだことが始まりだとされています。
そんな重田家住宅の広大な敷地内には、「主屋、表門・塀、穀蔵、西の蔵、東の蔵、井戸屋形、外便所」などが併設され、この7棟が国の有形文化財に登録されています。
主屋の2階には、かつて1階にあった診療室を復元した展示スペースがあり、現在では白衣の着用や聴診器を使ったお医者さん体験が無料で楽しめます。
また、立体の人体模型パズルも無料で誰でも体験できます。当時の面影を残した趣のある内装、家具、電話、医療器具の見学はタイムスリップした感覚も体感できるでしょう。
重田家住宅2階のお医者さん体験(子どもや学生が対象)/無料
立体の人体模型パズル/無料
重田家住宅内の見学・ガイド/無料
重田家住宅では、マルシェ、映画鑑賞会、ライトアップ、健康講座など、毎月さまざまなイベントが開催されています。
着物、袴の衣装体験なども実施。毎月第4土曜日またはイベント開催日に体験できるので、興味のある方はWEBサイトで詳細をご確認ください。
重田家住宅の1階主屋では、国の有形文化財に登録された「当時の客間」を使って、団欒できます。約140年前の建物ですが、定期的な清掃やしっかりとした管理体制により、現在でも全体的に綺麗な状態を維持しています。
庭では、四季折々に咲き誇る花を楽しめるほか、近くには東部スポーツ広場公園も整備されているので、運動・散策もできます。
着物・袴の衣装体験/予約制:1回500円(税込)
重田家住宅は由緒ある施設であり、見学・ガイドなども無料で行っておりますので、近くを訪れた際はお気軽に立ち寄ってみてください。
歴史を学ぶ場、人々の交流の場、情報発信の場として、今後も玉村町の地域活性化に欠かせない存在を目指していきます。
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